2007-10-10

ThunderbirdからWanderlustに移行する その2

なんとか、thunderbirdのメールをmh形式に直せたので、次は変換したmhファイルをwlに読み込ませてみようと思う。とはいえ、~/.foldersに記載されているフォルダにmhファイルを突っ込めばいいので結構簡単。昨日のエントリで書いていたshell scriptではdirList.txtというthunderbirdのフォルダ構造をダンプしたテキストファイルがあるので、こいつをいじればいい。今回の場合は↓みたいな感じで列挙されていた。
././thunderbird/inbox
././thunderbird/inbox/hoge
././thunderbird/inbox/foo
././thunderbird/inbox/bar
これを.foldersの形式に合わせればいいのでこんな感じか。
% sed s/\.\\/\.\\/thunderbird\\//\\+/g dirList.txt > folders-sample.txt
それと、wlのinboxでメールを受信しても、サーバにメールは残したい(まだ、試験段階だから)。なので.foldersのinboxは以下のように書いておく。
|&ユーザ名/認証方式@pop3サーバ名|:+inbox
+inboxの前にある:がミソ。こいつがあればメールを受信してもサーバにメッセージは残ったままになる。あとは、見栄えとかを気にしつつ.foldersを編集すればok。

ついでにwlの設定もしちゃう。必要な設定はこんな感じ。
  • elmo-maildir-folder-path
    Mailへのパス。自分の場合は~/Mailとした
  • wl-default-spec
    なんかしらんが、+を設定
  • wl-default-folder
    多分、いわゆる、受信箱のこと。+inboxとしておいた
  • SMTP関係
    • wl-smtp-posting-user
      smtpアカウント名
    • wl-smtp-posting-server
      smtpサーバ
    • wl-smtp-authenticate-type
      認証方式
    • wl-smtp-posting-port
      smtpサーバのポート番号
    • wl-smtp-connection-type
      ウチの場合はsslを使っている
    • ssl-certificate-verification-policy
      ど忘れした、とりあえず2と叫んでいればいいかな
  • POP関係
    • elmo-pop3-default-user
      pop3のユーザ名
    • elmo-pop3-default-server
      pop3のサーバ
    • elmo-pop3-default-authenticate-type
      pop3の認証形式
    • elmo-pop3-default-port
      pop3サーバのポート番号
    • elmo-pop3-default-stream-type
      sslとか
wanderlustの場合は.emacsではなくて、~/.wlに設定を書かないといけないらしいけど、自分の場合は~/.emacs.d/以下にemacs関係の設定をおいている。理由はバックアップを取る時に何も考えずにできるから。とりあえず、~/.emacs.d/emacs-wl.elというファイルを作って、.emacs.elから読み込ませてみる。なんとか、メールの受信は出来ているぽい。
次はspamフィルタを付けてみる。thunderbirdで使っていたspamフィルターのSpamAssassinがwlでも使えるみたいなので、とりあえず、登録してみる。SpamAssassin自体はmac portsに登録されているので、コマンド一発で入った。
% port install p5-mail-spamassasin +ssl
あとは、wlの設定に以下を追加したら、wlからspamassassinが使えるようになる。
(setq elmo-spam-scheme 'sa)
(require 'wl-spam)
(setq wl-spam-auto-check-folder-regexp-list '("\\+inbox"))
(setq wl-spam-folder "+spam")
spamassassinは学習させないと、メールがspamかどうか判定できないから今までthunderbirdで溜め込んだspamメールと正常なメールで学習させる。

まずは、spamメールの学習から。例によってthunderbirdのJunkからincmでmh形式に直して、以下のコマンドを実行。--progressオプションを付けて作業の進捗具合をみておく(小心者なのでプロンプトが帰ってくるまで何も表示されないのは精神衛生上悪い)。
% sa-learn --progress --spam ./spam
次に非spamメールを学習させる。こっちは既にmh形式のメールファイルを~/Mail以下に持ってきているから、こんな感じでやってみる。
% for i in `find ~/Mail/inbox -type f`; do
sa-learn --progress --ham "$i"
done
今までの受信メールを全部喰わせたので、アホみたいに時間がかかった。

というわけで、今日はこのぐらいで勘弁しておいてやる。あとはカスタマイズくらいかなぁ。

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